光を保持して困難を乗り越える
自分の右に見えるもの、左に見えるもの。
自分が90度転換すれば、右にあったものは前に、左にあったものは後ろに、さらに90度転換すれば・・・
ほら、外に目を向けてばかりいると、基準にしていたものは混とんになる。
外に基準を求めてはだめなのだ。
外は混とんの領域にも一瞬でなりえるものだから。
基準や評価を外に求めがちな人間社会の状況から一歩出なきゃ。
太陽が曇るがごとき状況があったって、心が作り出す自分の領域は自分が何とかできる。
外に、お日様の笑顔のような親の笑顔のようなものを求めないこと。
そういうものに依存しないこと。
「万物は変化する」というのが宇宙の理。
不変なのは宇宙は変化するということだけ。
だから外に、自分の外の世界に依存しないように心がける。
そして自分の中に穏やかな賢者を育てる。
『隠者』が着ている分厚い外套。
これは外から自分の領域を守るためのもの。
『皇帝』の盾と異なり、戦いを前提とすることなく、自分の領域を守る。
光を保持しつつ、困難を乗り越える隠者。
そうやって、じきに来るカタストロフィ(大変動)に備えている。
パーシー










