エンプティ・チェア☆言霊の力
今日はインナーチャイルドを癒すのにエンプティ・チェアという方法を使ってみた。
(同じワークばかりではマンネリ化してしまうので、色んな切り口でインナーチャイルドを癒し続けています。)
ご存知、インナーチャイルドは内なる子ども。
内なる子どもをブロックしているインナーペアレンツ(内なる親)という概念があり、それを使った。
インナーペアレンツは、自分の中に取り込んでしまった内なる親であり、親を投影している自分自身の一部。
親の言動が潜在意識に刷り込まれてしまったことによって、自分自身の一部が親の分身のようになって、自分に不自由・苦痛・自己否定感を感じさせる。
エンプティ・チェアの技法を使うと、インナーチャイルドの健全さを阻害するインナーペアレンツを弱めて統合していくことができる。
自分のインナーチャイルドと相手の座となる椅子を2脚用意して、それぞれの椅子に座りつつ、その言葉を代弁する。
まず、インナーチャイルドとして相手に感情を主とした文句をいう。
インナーチャイルドは感情の根源なので、理屈でいっても解放されない。
感情を吐き出せば吐き出すほどいい。
ある程度言ったら、椅子から離れて、インナーチャイルドの支援者かつ観察者として、そこを見つめる。
ここでニュートラルに切り替えられる気がする。
次にインナーペアレンツの椅子に座り、言い分を言う。
インナーチャイルドの文句に対する抗弁みたいな感じになるが、インナーペアレントが考えていたことが、自分の顕在意識の想像とは違ったことに驚いた。
驚いたのは、母親があまりにも現実に気をとられ、子どもの感情に無頓着だったことだ。
想像していたのより、とても未熟な状態だったのだ。
そして「いやだ」と言ったのに分かってくれなかったことに対して「もっといやだと言ってくれたら分かったかもしれない。でも分からなかった」。
続けていくと、感情が吐き出されるほどに、ペアレンツ側にインナーチャイルドの言い分が通じていく。
情報・エネルギーが両サイドに流れることで、内側での相互理解が進む。
(ネットでは、情報の非対称性が問題を生むとも書かれていました。)
怒られた子どもがしぶしぶ謝るようにではあるが、最終的には謝ってくれた。
心の中で、ふたつに分離し、戦いの状態に硬化してしまっていたのが、あくまで、内側の世界ではあるが、分かり合えるようになっていく。
不調和なインナーペアレンツという現象を通して、自分をブロックしていたのは、実は自分の一部だったのかもと分かる。
このワークは言葉を発するので言霊の力によって、書くワークよりパワーがあるようだ。
このワークをもっと続けていこう。
もっと力を取り戻していこう。








