記憶にないトラウマ◇赤ちゃんの頃

インナーチャイルド・ワークで「ヘルプレス、助けがない」と感じがちな原因を探っていった。

記憶にないシーンが出てきた。
病院で父母が四角い何かを上から覗いている。
保育器に入っているわたしのようだ。
わたしは未熟児だった。
赤ちゃんに話しかけている感じではなく、そこで2人で子どもについて話している感じがした。
これからしばらく病院の保育器にひとりで入る不安を和らげるようなケア(声かけなど)がなかった。

守られたい気持ちでいっぱいの悲しさ。
涙も出てきた。
こらえきれない溢れる不安でいっぱいいっぱいな感じだった。

悲しい赤ちゃん

多分、一ヶ月間くらい、両親とはほとんど会うことなく、入院が続いたのだ。
この期間は大きなトラウマとしてわたしの中に眠り続けていたようだ。

それで、大人のわたしがそのシーンに介入して、父親母親に 赤ちゃんを守っていくと赤ちゃんに伝えるよう依頼した。
父親は割とすんなりやってくれた。
母親は最初ちょっとふざけているような感じだったが、私が真顔で目をそらさずに伝えるとなんとかやってくれた。
私も完全に守るということを赤ちゃんであるわたしに伝えた。

父親母親に「守るという気持ち」をもって赤ちゃんを抱っこしてもらった。
さらにわたしも赤ちゃんを抱っこした。

別のシーンを癒す必要性もあるかもと思って、「癒す必要のあるシーン」を呼び出した。
すると若い男性が「赤ちゃんをホームランのように遠くにぶっ飛ばす」とか「放り投げる」とかそんな感じの表現をしているのを感じた 。
多分、それは冗談なのだが、理性の判断がつかない赤ちゃんであるインナーチャイルドにとっては、それはとても恐ろしく不安を感じさせることだったのかもしれない。
それでそれをやめさせて、私が赤ちゃんを守り、白くて固い 石膏のようなものでできたゆりかごに柔らかいものを敷き、そこに赤ちゃんを入れるイメージができた。

ワークを経た後の新たなパラレルワールド
「やりたいこと・仕事」については、工作のような感じで、何かの大きいものに力を入れて、かんなかけみたいなことをやっているイメージあった。
力を入れているというのが無理をしていることを伝えているような気がした。
その後に石で出来たギリシャ十字に黄色い小花のグランドカバープランツがかかっているような絵を感じた。
お墓みたいだなと思った。
パーソナリティを穏やかな死の眠りにつかせるということなのかもしれない。
「がんばって仕事するモードの生き方」はもう終わりなのかもしれない。
別のレベルでのパーソナリティを見ていく必要があるのかもしれないと思った。

今回、初めて記憶にないシーンがインナーチャイルド・ワークで出てきた。
わたしの中にはまだ「思ってもみなかった原因」がいくつも隠れているかもしれない。
まだまだゆっくりとケアを進めていこう。

2018-04-27 | Posted in インナーチャイルド, セルフケアComments Closed 

関連記事