インナーチャイルド・ワーク・セルフ

インナーチャイルド・ワーク・セルフを説明しておこう。

過去の時点にブロックされた感情を開放することで、思い込みから自由になり、自分を癒していくワークである。

インナーチャイルド・ワークのセルフ・バージョンはヒプノセラピーの催眠状態を自分の頭の中で誘導して作っていく。

プロの人にやってもらって慣れておくことがお勧めで、その後は自分でも上手に入りやすいと思う。

わたしの場合はスイッチをイメージしたプログレッシブ・リラクゼーションから入っている。

身体の末端から、左肢、右肢、左腕、右腕、お尻、喉、胸、お腹、背中、顔のそれぞれのパーツ、後頭部、頭の天辺というふうに、順にスイッチをイメージしてそれを切っていく。

「ゆったりしている。ゆったりリラックス」という言葉をイメージして促す。

それとともに暗転させていく感覚をもち、前身を足から頭のてっぺんまでリラックスさせていく。

そして「深い眠り、もっと深い眠り、さらに深い眠り、ゼロ」。

(本やマンガを熟読したときに、すっぽりと自分の中に入っている感じがあると思うが、それと同じような脳の状態だ。)

催眠状態に入ったと感じたら、心地のよい公園か、野原をイメージしてそこにベンチをおき、インナーチャイルドが横に座っているとする。

そこにインナーチャイルドを感じられれば、その子を大切にしたり、守ると伝えたり、遊んだりした後、課題のあった過去のシーンに2人で入っていく。

そしてそこでブロックしてしまったさまざまな感情を解放する。

悲しかったら、充分悲しみを感じることで溜まっていたエネルギーが解放される。

関係者がいる場合は相手に文句を言ったり、要望を伝えたりもする。

インナーチャイルドが子どもらしくいられなかったことを解消するためにできることを何でもやるのだ。

親に守ることを要求したり、親からの圧政に対して怒りを顕わにして退けたりもできる。

あまりひどかった場合は、インナーチャイルドの苦痛を解放するために、相手をこてんぱんにすることもできる。

また催眠状態では相手の思いを調べることができる。

(ユングは、無意識というものは繋がっているとしている。)

そしてハイヤーセルフや内なる神意識などの自分の高い部分からメッセージを受けたり、質問をして洞察を受け取ることができる。

その後は、少しずつ手足を動かしながら、意識を今の肉体や部屋や現在の時間に戻していく。

一度で、そのことに気づきが起きることもあるし、複数回必要な場合もあるが、解放・癒しになるいいワークである。

☆セルフ・ワークは自己責任で☆

2018-04-10 | Posted in インナーチャイルド, セルフケアComments Closed 

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