インナーチャイルドの癒し 2回目
2回目のインナーチャイルドでは母親や姉にバカにされたと思って傷ついた過去を癒した。
過去の状況に入っていくと、両親がすでに冷たい関係で、崩壊しそうな家庭の状況が幼心にもとても恐ろしくてたまらなかったのを身体の震えが伝えていた。
催眠下では潜在意識の能力で相手の感情が分かるので調べていくと、姉は幼い私が両親の間を修復しようとおどけたりするのに腹を立てていた。そんなことをしても無駄だと分かっていて、姉自身の無力さにも腹を立てていた。すでに自分がやったような虚しいことを妹がやることが腹立たしい。それでバカとかそういったなじる言葉で自分の葛藤や苛立ちを妹のわたしにぶつけていたようだ。
親や姉の内心の状況を説明しても、インナーチャイルドは「(姉が)そう思うからって言っても、自分の思うようにしかできない。自分は自分でベストを尽くしている!」と主張する。当然だと思う。それでわたしはインナーチャイルドに「両親のことに巻き込まれなくていいんだよ。回避できないなら経験を受けとめて、巻き込まれても自分を責めないで」と伝えた。
将来の夢を「画家か詩人」とした6年生のわたしに姉がバカにした態度をとったのも、姉は人生が過酷だと思っていて、夢を見るのは無防備で傷つくと思っている。だからいやになってなじっている。
一方、母親は姉が冗談めかして洒落でバカにする言葉をうまいことを言うと思って、姉に加担した感じだった。
催眠下でわたしが感じたことは、驚くことに、母親は何も分かっていないということだった。子どもの苦痛にまるで気がついていない。わたしが深く傷ついたことも姉が人生に苦しんでいることも。母親は大人の皮をかぶったインナーチャイルドであり、まるでいやされていなくて、だけれども、わたしにとっては親なので、その言動がきつすぎた。
そのとき言えなかった悲しみや怒りをインナーチャイルドが母親と姉にぶつけていった。そしてわたしも小さい子を傷つけないように依頼した。意外な感じがしたが、最終的には不承不承の感じはあったが、2人とも謝ってくれた。
今回のセッションで気づいたのは、親は分かっているはずと思っても、分かっていないということだ。そして自分よりもブロックを抱えている可能性が大いにあるということ。親をいいように思って尊ぶ文化が日本にはあるから気をつける必要がある。
自分自身の思いを大切にする方がいい。相手が分かっていない行動をとったとしても、相手に自分の人生の責任を負わせることはできないからだ。
ハイヤーマインドからのメッセージ
両足を開いてどっしりと立っていると、前にいる人たちが道を開けて邪魔されない道ができていく。そのためにお腹を決めること。自分を大切にすること。大木になること。大昔から当然ここにいますよという感じでいくこと。
目からうろこのところがあった今回のセッションだった。
次回は以前から希望していた別のセッションに進めるのではとのアドバイスもあった。
このセッションを誘導してくれたのは「癒守結」の八多さんです。
ディープな場面でもしっかりと向き合ってくれます。








