パターンを変えなければならないときがある
「このままではいけない」
「自分の思考パターンや行動パターンを変えなければならない」
というときがある。
わたしは「やさしすぎる人」「(都合の)いい人」パターンに陥ってしまったことがある。
相手につけ込む隙を与えてしまうパターン。
パターンを変えるまで苦痛な経験をいろいろとした。
葛藤があってもパターンはなかなか変えられなかった。
最終的に言葉の剣を振りかざす状態まで行ってやっと方向転換できた。
それはヘビーな出来事だった。
自分のパターンに気づいている人は多いと思う。
スポイルされたり、エネルギーの捨て場になったりということで、傷つけられる人は苦しいのでそのパターンに気づく。
けれどそのパターンを意識的に変えようとするまでは解決らしい解決にはならない。
汚されやすい場所といっしょだ。
ゴミが捨てられやすい場所、落書きされやすい場所は掃除がきれいに終わり、認識が変わるまでは痕跡があるからだ。
「ここは尊重される場所だ」という認識になるまで。
悲しいことに人間にも痕跡があるらしく、傷つけられやすい人、つけ込まれやすい人はそれをくりかえす。
「尊重されていい人」という認識になるまでは。
認識の転換はまず自分自身から。
自分を尊重することをまずは決める。
ここがポイントだが、『本気で』決めることだ。
いやなことは「いやだ」「ノー」という権利は完全に自分にあると認める。
それを表現する権利も完全に自分にあることを認めることだ。
いい人のパターンを続けていたわたしには最初これをいうのが大変だった。
相手はぷんぷん怒って電話を切ったっけ。
衝撃的に思えたけれど、これがパターンを変えるいいきっかけになったんだ。
そして関係性を清算することができた。
これができてから気づいた。
その関係において今までどれだけ自分を尊重していなかったか。
そしていやだなと思いながらつながり続けることがいかに不毛で不誠実だったかを。
自分にも相手にも不誠実だったと思う。
人間関係において器用になったわけではないが、自分をひどく悲しませるような付き合いはもうしないと思う。
時間のかかった宿題だったが、自分に中くらいのハナマルをあげようと思う。






