心のコンパスをまっすぐに見たい
心のコンパスをまっすぐに見たい
以前のわたしは自分の中にコンパスをもっていなかった。
いやいや、自分の中にコンパスがなかったわけではないな。
自分の心の声に従うのではなく、誰かさんが認めてくれそうなことをやろうとしていた。
どうやったらそうなれるのかを模索していた。
自分の中におなざりな状態ながらもコンパスがあったから、それと異なった方向に行こうとする動機と心の声が内部分裂を起していたのだ。
「認められたいからこっち」みたいな声に対して、ハートの内側の声が逆方向を指して、板ばさみになり動けなくなる。
タロットで表わすとロープで吊られている『吊るし』が逆向きになっている状態だ。
2本の軸の間でぶれて身動き取れなくなっている。
タロットでリーディングする場合はこれに解決カードで対処する。
そうするとこのカードは正立にもどって、その人物はゆったりと休んでいる状態になる。
この正立の状態は「瞑想」も表わすことがある。
一方、こちらのカード『恋人』は右と左に選択すべき物・人があり、今まさにどちらかを選ぼうとしている様子だ。
このカードの上部にキューピッドにも見える天使がいる。
この天使の弓矢は心のコンパスの針と見ることもできる。
このカードが出るときには、直感的な好き嫌いによる選択がなんらかのテーマになっている。
わたしも今、このテーマが大切。
ハートの中心がなんて言っているか、コンパスがどちらを指しているか。
そこにじっくり意識を向けていかなくちゃ。
人は他者のコンパスの針で生きていくわけにはいかない。
2016-01-19 | Posted in タロットのこと | Comments Closed










